例えばパフォーマンスの「二人三脚」では、2人の右足と左足がロープで縛られ、その前方の筒から2人をめがけてボールが発射される。球を避けようとすると、しばしば2人は左右別々の方向に動き、身動きができなくなったり、よろけたりする。それを何度でも繰り返す。
アニメーションの「ノート」には、栓を開けると底から赤ワインがあふれ出してテーブルクロスを染める瓶や、葉が一気に落ちてしまう木などが登場する。
物語の「高層ビル」は、降下していくエレベーターから、各階の部屋の様子を鑑賞者がのぞき見ているような設定だ。各部屋では男性が片足で立っていたり、たばこを吸っていたり…。いつの間にか、各部屋にかかっている時計が進んでいることに気づく。
ばかげたこと大真面目に
映画の「100回の落下」では、ドタンと音を立てて男性が落下してくる。ところが、男性はすぐに立ち上がってはしごを上り出す。これを100回繰り返す。何度か見れば、落下してくるときの「男性」だけが人形だと分かるが、最初はどきっとする。