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先人の技術、美術に酔う 「ワイン展-ぶどうから生まれた奇跡-」 (2/3ページ)

2015.12.14 10:30

懐かしいポスターも。女性のワイン人口は増える一方?=2015年12月3日、東京都台東区(原圭介撮影)

懐かしいポスターも。女性のワイン人口は増える一方?=2015年12月3日、東京都台東区(原圭介撮影)【拡大】

  • ブドウの収穫の映像や農具、樽などがところ狭しと並ぶ=2015年12月3日、東京都台東区(原圭介撮影)
  • ゴージャスなガラスの酒器=2015年12月3日、東京都台東区(原圭介撮影)

 中国・唐時代2代皇帝の太宗(598~649年)はトルファンから製法を取り入れ、客に自家製のワインを振る舞っていたという。

 美しく優雅な酒器

 日本に伝わった時期ははっきりしないが、15世紀ぐらいから始まる大航海時代、スペイン、ポルトガル、オランダなどが新大陸、アジア目指して航海し、マルコ・ポーロ「東方見聞録」(13世紀末ごろ)に記された“黄金の国ジパング”を探して日本にやってきたころと思われる。

 とくにフランシスコ・ザビエルが1549年、キリスト教を日本に伝えると、“キリストの血”ワインは洗礼に使われる道具として、さらに戦国大名への献上品として広まる。鎖国中の江戸時代は、長崎の出島を窓口に、オランダ商館でワインの宴会が開かれるようになった。

 このほか展覧会では、明治政府が殖産興業として国営の「播州葡萄(ぶどう)園」を兵庫県に開いた経緯や、山梨県「甲州ワイン」の生みの親、土屋龍憲(1859~1940年)、高野正誠(1852~1923年)らも紹介されている。

ガイド:「ワイン展-ぶどうから生まれた奇跡-」

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