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「シリア停戦に道筋」 安保理初決議、来月の対話目指す 異なる「敵」 和平遠ざける米露の溝 (5/5ページ)

2015.12.20 08:30

米ニューヨークの国連本部で12月18日、記者会見の臨むジョン・ケリー米国務長官(左)とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相=2015年(ロイター)

米ニューヨークの国連本部で12月18日、記者会見の臨むジョン・ケリー米国務長官(左)とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相=2015年(ロイター)【拡大】

 決議は、シリア内戦の停戦がテロ組織に対する攻撃には「適用されない」としており、ロシアの反体制派への空爆は続くとみられる。

 「アサド氏は満足」

 シリア反体制派、政治組織「シリア国民連合(SNC)」幹部は決議について「アサド政権の退陣について言及がなかったのは欧米諸国が、ロシアが拒否権を行使して採択そのものに反対するのを恐れたのだろう」と分析。それでも「シリアの惨状を食い止めるための政治プロセスに向けて前向きな一歩。国連安保理による停戦監視が実現すれば、アサド政権軍による無差別な市民への攻撃もなくなるだろう」と決議を一定程度評価した。

 一方、シリア政府は公式コメントを出していないが、シリア人ジャーナリストは「アサド政権は満足するだろう」と指摘する。これまではアサド大統領の即時退陣を求めていたケリー米国務長官が「米国は体制変更を求めていない」と発言するなど、軟化し始めていると映っているという。(共同/SANKEI EXPRESS

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