12月19日、首都ナイロビでの世界貿易機関(WTO)閣僚会議閉幕式に出席するロベルト・アゼベド事務局長(左)と議長を務めたケニアのアミナ・モハメド外相=2015年、ケニア(共同)【拡大】
インドのシタラマン商工相は閉幕式で、各国・地域がドーハ継続で一致しなかったことに「強い失望」を表明、ドーハ存廃をめぐる議論は今後も難航しそうだ。(共同/SANKEI EXPRESS)
■新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド) 世界貿易機関(WTO)に加盟する160以上の国・地域が農業や鉱工業品の関税削減、サービス分野の自由化を目指す包括的な交渉。2001年に中東カタールの首都、ドーハで開かれた閣僚会議で交渉開始を決定。正式名は「ドーハ開発アジェンダ」で、貿易を通じた途上国開発を重要課題とした。この交渉が停滞したことから、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や2国間の自由貿易協定(FTA)といった経済連携の動きが加速した。WTOの本部はジュネーブ。(共同/SANKEI EXPRESS)