スカジャンにはアメリカ本国からハワイ-東京-福岡-ソウルの航空ルートを描いたものもある。思えば、1950年に始まった朝鮮戦争に、日本駐留の米兵の多くが派兵させられたため、日本の治安を守る「警察予備隊」(現在の自衛隊)がつくられた。
今回はオリジナルのスカジャンとして、六本木ヒルズのビルが炎上しているものも展示。9・11米中枢同時テロを思わせる悪い冗談のようだが、こうしたテロが日本では起きないとだれが言えるだろうか?
心象風景を反映
ベルリンとロンドンで学んだ田村さんが目指すのは「この空間で何ができるか。パフォーマティブな作品を心掛けている」という。
木島孝文さん(1974年~)の作品「“Citrus”Paraiso」は縦横約8メートルの超大作。37枚のパネルに分けて制作し、展覧会で初めて組み合わせた。もともとは日本画畑だが、使っている画材はセメント、タイル、鉄、しっくい、胡粉(ごふん)、金箔(きんぱく)…。それらが調和して重厚さが増している。