歴代政権の当初予算比較=2015年12月24日現在。※2013年度は年金の国庫負担分を補填する、つなぎ国債(2.6兆円)を別途発行【拡大】
さらに、財政計画策定時には想定していなかった軽減税率の必要財源は約1兆円に上る。その税収減を穴埋めできるメドは立っておらず、来年末に大きな課題を先送りしたままだ。
財政計画の初年度目標はひとまず達成できるものの、国と地方の長期債務残高が16年度末に1062兆円に達すると見込まれる中で、税収頼みの危うさは拭えない。
消費税再増税後の景気刺激策など今後の歳出圧力が予想される中、首相はどう折り合いをつけていくのか。険しさを増す財政再建の前に「打ち出の小づち」は見当たらない。(尾崎良樹/SANKEI EXPRESS)