今月初め、ロシアの空爆による支援を受けたアサド政府軍が反政府勢力から奪還したホムスでは、アサド大統領の肖像が掲げられ、街には平静が戻ったかのようだ。ホムスは「アサド・ツアーズ」の目玉になるとみられている=2015年12月8日、シリア(AP)【拡大】
東部には立ち入らず
ツアーの企画を手伝った別の特許会社の社長、アナトリー・アロノフ氏は「人間は自らの面前で展開する歴史誕生の場面を目撃することに強い好奇心を抱いている。正気ではないという人もいるが、おしなべて観光客とは正気ではないものだ。テレビで無料で見られる事にもお金を支払うのだから」と話している。前線見学については「最も近くても1キロ手前にとどめる。それ以上近づかなければ安全だ」と主張している。
訪問地は、アサド政権側が掌握しているシリアの西部地域が主で、反政府勢力が支配する中部や、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の勢力が及ぶ東部には基本的に入らないという。
中東唯一の同盟国
参加希望者数の見通しについてアロノフ氏は「月20~30人ぐらいだろうが、それくらいで十分だ。クレージーだという外国人がいたら、ロシアとシリアがどれだけ強い人的つながりがあるのかということについて不勉強だ」と言い切った。