原油安を受け、安値が続く東京都内のガソリンスタンドの価格表示=2016年1月13日午後(共同)【拡大】
地域経済に効果
「ガソリンが安いので、先週末は日帰りで日光まで家族でドライブした。価格が下がっていくのは本当にありがたい」。東京都内在住の男性(48)は笑顔を見せた。
4日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は120円40銭で、6年7カ月ぶりの安値を記録した。寒冷地などで需要が増える灯油も18リットル当たり1227円となり、25週連続で下落。調査した石油情報センターの担当者は「価格が上昇する要因は見あたらない」と話す。
電気料金も低下傾向だ。大手電力各社は輸入燃料費の変動を料金に反映させる仕組みを導入しており、一段の値下がりが見込まれている。
「通勤や買い物など日常生活で車が不可欠の地域経済にとって、燃油代の値下がり効果は特に大きい」と経済産業省幹部は指摘する。物価下落で家計の購買力が増し、消費回復につながるとの期待感も出ている。