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強権続くエジプト デモから5年、遠い「春」 (2/3ページ)

2016.1.25 07:30

1月21日、エジプト・首都カイロ近郊の爆発現場付近で治安部隊に拘束される男性=2016年(ロイター=共同)

1月21日、エジプト・首都カイロ近郊の爆発現場付近で治安部隊に拘束される男性=2016年(ロイター=共同)【拡大】

  • エジプト・首都カイロでキリスト教の一派、コプト教のクリスマスイブのミサ会場を訪れたアブデルファッターフ・シーシー大統領(中央)=2016年1月6日(ロイター=共同)

 暫定政権は、同胞団をテロ組織と決めつけ、指導部の大半を逮捕した。14年6月に大統領に就任したシーシー氏は、武力弾圧を続け、国内最大の組織力を誇った同胞団を活動停止状態に追い込んだ。

 また、強権体制に反発する若者が街頭で抗議の声を上げ始めると、警察はデモ規制法を乱用した。ホスニさんは「シーシーは、ムバラク以上の独裁者だ。頭が切れるムバラクは、周囲に気付かれないよう邪魔者を巧妙に排除していた」と比較する。

 エジプトの人権団体によると、ムバラク時代最後の数年に逮捕された政治犯は5000~6000人だったが、シーシー政権では既に推定4万~6万人に上る。

 急進派、IS合流も

 一方、北東部シナイ半島では、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が台頭し、軍や警察と衝突が続く。昨年10月のロシア旅客機墜落で犯行声明を出したほか、首都カイロで相次ぐ爆弾テロにも関与が疑われる。追い詰められた同胞団の急進派がISに合流しているとの見方が強い。

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