マラッカ海峡に沈む夕日を遮るようにそびえる建設中の中国人目当ての巨大マンション=2016年1月8日、マレーシア・マラッカ(田村秀男撮影)【拡大】
マラッカの若者たちは、インフラ投資を看板にした習政権の対外膨張主義を冷めた目で見ており、地元リーダーの盲目的な中国誘致熱をしっかりとチェックしているのだ。
習政権錬金術の嘘
台湾では18日に総統選挙が行われ、圧倒的多数が中台交流による経済利益を強調する国民党候補に「ノー」を突きつけた。大陸の情報ネットに台湾が組み込まれて思想や表現の自由が失われると若者たちが反発したのだ。香港でも中国本土による政治支配や言論抑圧に抗議運動を展開しているのは若い世代だ。
台湾総統選挙の日、北京でAIIBの開業式典が行われた。AIIBのシンボルは「点石成金(石を金に変える)」の記念碑という。指導者が指を差すと石が金に変わるという中国の故事によるらしい。