2月7日、米ニューヨークの国連本部で、安全保障理事会の緊急会合後に記者会見する(左から)サマンサ・パワー米国連大使、吉川元偉(もとひで)国連大使、韓国の呉俊国連大使=2016年(AP)【拡大】
一方、中国の劉結一国連大使(58)は記者団に対し、発射に「重大な懸念」を表明しながらも、北朝鮮との対話による事態打開の重要性を訴えるにとどまった。
潘基文(パン・ギムン)事務総長(71)は今回の声明に先立って自身も声明を出し、「挑発的な行動をやめよ」と北朝鮮に強く要求。また、過去の安保理決議の順守と、朝鮮半島の非核化実現を求めた。(ニューヨーク 黒沢潤/SANKEI EXPRESS)
≪「形だけ」の声明 国際圧力に中国抵抗≫
「声明の中で一番大事だと思うのは、『迅速に』(制裁決議案を採択する)という言葉が入った点だ」
国連安全保障理事会の非常任理事国、日本の吉川元偉(もとひで)国連大使は7日、国連が北朝鮮のミサイル発射を非難する報道声明を発表後、記者団にこう説明した。声明は、国際社会の断固たる姿勢を北朝鮮に示すことを狙ったものだが、1月の核実験を受けた対北朝鮮制裁決議案の作成作業は、より強力な制裁を求める米国と、これに反対する北朝鮮の友好国、中国が対立したままだ。今回の声明は「形だけの批判」に終わった感は否めない。