2月7日、米ニューヨークの国連本部で、安全保障理事会の緊急会合後に記者会見する(左から)サマンサ・パワー米国連大使、吉川元偉(もとひで)国連大使、韓国の呉俊国連大使=2016年(AP)【拡大】
日米韓と距離置く主張
安保理筋によれば、中国の劉結一国連大使は7日の安保理緊急会合で、北朝鮮側に強く抗議するといった「外交努力」を続けてきたことを各国に説明したものの、制裁決議案をめぐっては、強力な経済制裁を求める日米韓の主張と距離を置く立場を繰り返すだけだったという。
劉大使は会合後、記者団に、新決議案は「(朝鮮半島の)緊張緩和や非核化、平和と安全確保、対話による解決を促すものになるだろう」と述べるにとどまり、米政府が要求する石油輸出禁止といった措置に言及しなかった。
米国のサマンサ・パワー国連大使はミサイル発射について「平壌(ピョンヤン)が平和目的の衛星だと主張しても、誰もだまされない」と声を荒らげ、中国にも態度軟化を強く迫る。暴走する北朝鮮を抑えられるかは「北京側の対応次第」(国連外交筋)として、北朝鮮への影響力を行使するよう迫る国際社会の対中圧力は高まる一方だ。しかし、中国共産党関係者は「中国は北朝鮮に対して何もできないと分かっている」と限界を主張する。