バラク・オバマ米大統領に対し人種差別とも取れる発言をした問題で、記者の質問に答える自民党の丸山和也参院議員=2016年2月18日、東京都千代田区永田町の参院議員会館(斎藤良雄撮影)【拡大】
≪政権危機感 失態連発に「脇締めて」≫
安倍政権は18日、不倫を認めて議員辞職した宮崎謙介氏(35)の女性問題に続き、丸山和也参院議員がオバマ米大統領に対する不適切発言で物議を醸す自民党内の「失態連発」に危機感を強めた。丸山氏は陳謝の言葉を口にする一方、与野党などの批判に反論する「開き直り」(自民党幹事長経験者)とも取れる姿勢を示し、与党は問題の拡大を警戒している。
「いろいろな発言がわが党から出ている。政権に復帰して3年たち、少し脇を締めていかねばならない時期かもしれない」。自民党の谷垣禎一(さだかず)幹事長は18日、官邸で向かい合った安倍晋三首相に現状を報告し、早期収拾に全力を挙げる考えを伝えた。
夏の参院選を控え、自民党内で相次ぐ不祥事や失言に神経をとがらせる公明党の漆原良夫中央幹事会会長は記者会見で「こういうことが重なると、ボディーブローのように政権に響いてくる」と不快感をあらわにした。
批判の高まりを受けて丸山氏は18日、前日に続いて「不十分な発言だったかも分からない」と釈明した。