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【国際政治経済学入門】元資金拡張と比例する中国の軍拡 (3/4ページ)

2016.3.9 09:30

中国の軍事支出と人民銀行資金供給の推移=2001年~2015年。※データ:ストックホルム国際平和研究所、CEIC

中国の軍事支出と人民銀行資金供給の推移=2001年~2015年。※データ:ストックホルム国際平和研究所、CEIC【拡大】

  • 全人代が開かれている人民大会堂を警備する人民解放軍の兵士=2016年3月5日、中国・首都北京市(ロイター)

 アジア安保上の脅威は、単に南シナ海での軍事基地建設にとどまらず、全域が中国の勢力圏になるという構図にある。そのパワーの源泉が元であり、国際通貨になれば威力は何倍にも増大しよう。

 SDR入り資格なし

 通貨問題を財務官僚に全面的にまかせるわけにはいかない。早い話、人民元は今年10月から国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)構成通貨として加わり、円を押しのけてドル、ユーロに次ぐ世界第3位の国際主要通貨の座に着くことが昨年11月のIMF理事会で決まった。IMFへの資金の出し手としては最も気前のよい日本は、米国を説き伏せて、阻止できたはずだったのだが、財務官僚は「SDR入りに実質的な意味はない」とうそぶいて、北京が繰り出す根回しのなすがままにまかせた。

金融・資本の自由化にはほど遠い元

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