製造業を変える「魔法の箱」 3Dプリンター急成長、ものづくり再考の機会 (2/5ページ)

2013.12.18 06:00

3Dプリンター

3Dプリンター【拡大】

 その成果は数字に表れた。スピードを重視するメーカーの支持を得て、平成19年の3Dプリンター導入前に年間60社程度だった取引先は、24年に110社程度とほぼ倍増。自動車が中心だった取引先も、産業機械や電力、航空・宇宙、建機など大きく広がった。

 現在、同社は粉体金属を材料に使うタイプも含め計6台の3Dプリンターを導入し、事業の拡大を図る。小岩井社長は「今後も新たな可能性を試したい」と力を込める。

 複雑構造も手軽に再現

 3Dプリンターの原理は、立体物を薄く輪切りにした設計データを基に、断面を何層も積み重ねて立体物に仕上げる仕組みだ。インクの代わりに砂や金属、樹脂などの材料を使い、必要な部分をレーザーや紫外線、加熱などで固めることで、従来は金型や工作機械が必要だった複雑な構造物も、紙に印刷するような手軽さで再現できる。

経済産業省「ものづくりの変革を加速する可能性を持っている」

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