成長戦略、労働市場の流動化を 衆院選 学習院大・宮川努教授に聞く (2/2ページ)

2014.12.5 05:00

学習院大の宮川努教授

学習院大の宮川努教授【拡大】

 --女性の活躍促進策も各党が強調している

 「女性の活用促進は管理職比率を引き上げる数値目標だけなら、経済政策ではなく社会政策だ。大事なのは女性の管理職やチームが増えることで、企業の生産性がどう高まり、どういうビジネスが生まれるのか。その点を示さないといけない」

 --衆院選後の新政権が取り組む成長戦略の課題は

 「まず一番は労働市場改革だ。有効求人倍率は上がり、完全失業率は低い。これは民主党政権下では達成できなかったから安倍政権の功績といえる。現在、労働市場の需給ギャップはなくなりつつある。こういう時でないと労働市場の抜本改革はできない」

 --具体的には

 「専門職ではホワイトカラー・エグゼンプションの導入などで労働市場を流動化させる必要がある。20代や30代の社員のスキルアップに投資する仕組みも大事だ。その結果、生産性が向上する。無理に賃上げや正規雇用を増やしても、長続きしない」

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