TPP総合対策本部の会合であいさつする安倍晋三首相(左)=25日午後、首相官邸【拡大】
政府は25日、全閣僚による環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)総合対策本部を開き、「総合的なTPP関連政策大綱」を決定した。TPPを成長戦略の切り札と位置づけ、海外展開を支援した中堅・中小企業の60%以上が新たに市場や取引先を開拓できるようにするなど具体的な成果目標を明記。また、外国産との競争が激しくなるコメや牛・豚肉など農家の不安払拭策も充実させた。安倍晋三首相は対策本部で、「TPPのメリットを最大限生かし強い経済を実現する」と述べ、“攻め”の姿勢を強調した。
各分野に成果目標
大綱の個別施策は自民党の提言をほぼ踏襲したうえで、各分野に成果目標を加え、進行状況に応じて随時改善する方針を明記した。
TPPによる貿易自由化の恩恵を享受するため、官民連携組織(コンソーシアム)を設置して中堅・中小企業の海外展開を支援。活用方法に関する相談体制を整備し、利用者のアンケートによる満足度を60%以上にする目標も掲げた。