
言論テレビ放送4周年感謝の集いで話す稲田朋美防衛相=25日午後、東京都千代田区(山崎冬紘撮影)【拡大】
そして、フィリピンと中国との間で仲裁裁判が起き、その裁判ではフィリピンの主張を認めて、中国の主張はほぼ退けられました。中国は結局、その法的な手続きに入ってきませんでした。これは中国にとって決していいことではなかったと思います。管轄権の意義をいうのであれば、しっかりと法的な手続きの中で、管轄権の意義をいうべきであって、法的手続きに入らずに、判決が出てから文句を言うのはおかしいと思います。
仲裁の判決が出ても、中国はそれはごみくずと同様だとして、現状変更を続けています。それは南シナ海のこと、それは遠い向こうのことだから日本には関係がないと考えるのは、違います。南シナ海で起こっていることが、東シナ海で起ころうとしているのです。それは力による現状変更です。
国際法ではなくて、力による現状変更の試みを阻止しなければならない。これは日米が、日米韓が、関係諸国も協力することにより、力による現状変更ではなくて、国際法のルールを貫徹させるんだということを発信していかなければいけません。
こういうことを言うと、「稲田さん韓国に入国拒否されたじゃない」という人がいますが、本当に入国拒否されたわけです。あれは残念でした。あれは竹島に行こうとしたわけではなくて、自民党の野党時代、党の方針で鬱陵島にある竹島の記念館視察に行こうとした途端、残念ながら入国を拒否されたのです。なぜ拒否されたかというと、私が韓国の公共の安全を害する恐れのある人間だということで、テロリストといわれたわけです。こんなかわいらしいテロリストがいるのかと言いたいところですが、私が慰安婦の問題や歴史認識の問題について、ずっと発言してきたことも事実です。