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父・さんまの言葉は「人の倍は努力しろ」 タレント・IMALUさん
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「私が生まれたときから父はテレビに出ていたので、良い意味で特別感がなかった」と話すIMALUさん(宮川浩和撮影) 「お父さんはテレビに出ているのが当たり前」。お笑い芸人の明石家さんまさん(59)の長女でタレント、IMALUさん(24)。2歳のときに両親が離婚し、さんまさんとは別々に暮らすが、交流は続いている。テレビに出ているときと、プライベートと全く変わらないさんまさんのことを「お笑い怪獣」と表現する。
さんまさんと同居していた頃の記憶はほとんどない。だが、「両親は離婚しても仲の良い友達でいてくれたので、お父さんには映画に連れていってもらったり、一緒にご飯を食べたりしていました」。
プライベートでのさんまさんは「テレビのまま」。オン・オフの切り替わりがなく、家族の前でもお笑いのときと同じ調子で話すのが好きだった。
小学校の頃、ハリウッド映画を見に行ったとき、さんまさんはIMALUさんのために、耳元で字幕を全部読んでくれた。「女性のせりふは女性っぽく当てレコしてくれた。今考えると、周りに迷惑ですよね」と苦笑いする。
東京ディズニーランドに出掛けたときには、ファンを前にサービス精神を発揮。さんまさんは帽子をかぶり、メガネをかけ、珍しく変装。声でばれないように首に巻いたタオルをくわえて話していたが、周囲の人にばれて、人だかりに。さんまさんは求めてきた人の握手や写真撮影に快く応じた。
「プライベートでもエンターテイナー。家族よりゲストが優先なんです」
怒られたり、褒められたりすることもなかった。「関心がないわけじゃない。家族それぞれが自由な中で、気にかけて見守ってくれている感じです」。ただ、IMALUさんが決めたことに1度だけ口を出したことがあった。「親の名前でデビューするんだから、人の倍は努力しろ」。さんまさんと女優の大竹しのぶさんの娘であることを公表してのデビューが決まっていたときだ。
「両親の名前を出したくない」という思いがあったが、さんまさんの娘と扱われることには慣れていた。子供の頃から自然と知られていたからだ。
デビュー後はテレビ出演などさまざまなチャンスに恵まれた。「完全な一般人だったので、すごい世界に入ったって怖かった。父親が『明石家さんま』というのは一生ついて回る事実。チャンスをもらったので、そこから落ちるか上がるかは自分次第ですよね」
芸能界に飛び込み、両親は仕事の先輩にもなった。普段、親に相談することのないIMALUさんだが、デビュー後間もなく、仕事や人間関係に悩み、さんまさんに泣きながら電話をした。しかし、さんまさんの返答は「何、泣いてるのや。笑えや、笑え」。「当時は『この人、話にならない』って思ったんですけれど、うちの父らしいアドバイスなんですよね」
笑うこと、人を楽しませることをいつも大切にしている父は生涯をかけて、お笑いに挑む職人だ。「どんなことでも楽しむ『お笑い怪獣』。笑うことが大事だっていうのは教えてもらったかな」
同じ業界に入ったからこそ分かる父のエネルギー。「負けられない」という気持ちが生まれている。(油原聡子)
これからも突っ走ってください。
あかしや・さんま 本名・杉本高文(すぎもと・たかふみ)。昭和30年、和歌山県生まれ。49年、落語家の2代目笑福亭松之助に入門。その後、国民的お笑いスターとして活躍。「さんまのまんま」「踊る!さんま御殿!!」など多数のバラエティー番組に出演。
いまる 本名・大竹いまる(おおたけ・いまる)。平成元年、東京都生まれ。都内の私立中学卒業後、カナダの高校に留学。卒業と同時に帰国し、21年にモデル、ラジオパーソナリティーとしてデビュー。22年には歌手活動をスタート。テレビや雑誌などでタレント、アーティストとして幅広く活躍。