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父は元Jリーガー 「尊敬の気持ち、より強く」タレントの宮沢セイラさん
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「お父さんからの愛情は毎日感じています」と話す宮沢セイラさん=東京都千代田区(宮川浩和撮影) アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーで、タレントやモデルとして活躍する宮沢セイラさん(21)。父親は、元サッカー選手で現在は解説者として活躍する、宮沢ミシェルさん(51)だ。テレビ界で活躍する父はセイラさんにとって良き相談相手だ。
「初めての経験は大変だけれど、神様がくれたもの」「いつも応援しているよ」
11月4日、乃木坂46を卒業して以来、最も大きな仕事となった「東レキャンペーンガール」発表の日。不安でいっぱいのセイラさんの支えになったのは、父からのメールだった。
「お父さんに不安を打ち明けると安心できる。いつも、同じ目線で励ましてくれるから」
デビュー当初、インターネットに書き込まれた自分の悪口に落ち込むこともあった。しかし、父から「自分の心を傷つけたらだめだよ。みんなを楽しませるためにやっているんだから」と諭され、「ネットも一つの意見」ととらえられるようになった。「お父さんはいつも前向き。考え方も振る舞いも尊敬できる」
親子仲が良いのは昔からだ。今もミシェルさんの部屋でおしゃべりをしたり、一緒に映画や食事に行くことが多い。厳しく叱るのは母親、育代さん(50)の役目だ。
ミシェルさんはセイラさんを含め、3人の子供たちを見守り、話しやすい雰囲気作りに徹している。
忘れられない思い出がある。小学校の時、クラスの友達が担任教師から必要以上に注意を受けていた。他の子供たちも萎縮してクラスの雰囲気が悪くなった。
ある日、セイラさんは授業中に嘔吐(おうと)した。その時から体調は戻らず「また吐いてしまったら先生に怒られるから教室には行けない」とミシェルさんに訴えた。両親はすぐに学校に行き担任と面談。「それは娘さんの問題ですよね?」「仕事ばかりで娘さんの事を見ていないんでしょう」などと言われた。
ミシェルさんはしばらくすると「学校を辞めよう」と言ってくれた。受験して入学した私立小学校だったが地元の公立小に転校すると元気になった。「すごく苦しかった時期でした。お父さんはよく分かってくれる」
けがのため、子供の頃からの夢だったバレリーナをあきらめ、父と同じテレビの世界に進んだ。
家庭でも仕事場でも態度が変わることがなく、他人を気遣い、愚痴を言うこともない。「芸能界に入り、お父さんを尊敬する気持ちがより強くなりました」
乃木坂46のライブで「今日はお父さんが来ています」と言うと、わき起こったのは「ミシェルコール」。「私のコールしてよって思ったけれど、お父さんは人気者なんだなってうれしかった」
今も実家で暮らしている。一人暮らしを考えることもあるが、「お父さんから学ぶことは、まだまだたくさんある。もう少しそばにいたいかな」
お父さんが陰ながら見てくれていること、ちゃんと分かっています。
みやざわ・みしぇる 昭和38年、千葉県生まれ。フランス人の父と日本人の母を持つ。小学校からサッカーを始め、56年に在日外国人として初めて国体に出場。国士舘大卒業後、フジタ(現・湘南ベルマーレ)などでプレーし、平成7年に現役引退。現在はサッカー解説者として活躍。
みやざわ・せいら 本名・宮沢成良(みやざわ・せいら)。平成5年、千葉県生まれ。3歳からバレエを習い、千葉県浦安市の中学卒業後、単身モナコに留学したが足のけがのため帰国。23年からアイドルグループ「乃木坂46」に加入、25年に卒業した。27年の東レキャンペーンガール。