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食物繊維豊富 ダイエット料理にも エリンギ入りチキングラタン他
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エリンギ入りチキングラタン。※411kcal、塩分1.5グラム(1人分)
今でこそおなじみのキノコ「エリンギ」ですが、私が知り、食べるようになったのはかなり最近です。
調べてみると、エリンギは、もともとフランス料理やイタリア料理の定番食材の食用キノコ。日本では、1990年代に初めて人工栽培が行われ、太くて大きいエリンギが開発され、その後、栽培技術が普及して各地で大量の商業栽培が行われるようになり、今や日本の家庭でも普段使いされるようになったのです。
ヒラタケの仲間で食感はマツタケやアワビに似ているといわれますが、キノコ特有の風味があまりないのが特徴。ですから、キノコ類が苦手という人でもエリンギなら食べられるという場合もあるようです。
料理としてはエリンギだけで食べるより、他の風味のあるキノコと組み合わせたり、バターやオリーブ油など風味のある油と組み合わせたり、肉や魚と組み合わせてそのうまみを吸わせるなどすると、よりおいしく食べられます。
栄養面では、食物繊維が豊富。生のキノコ類の中ではその含有量はトップクラスです。また、キノコ類全般の特徴ですが、低カロリーなので、ダイエット料理に重宝します。
今回のグラタンはペンネを入れていますが、通常の半分くらいに減らし、その分、エリンギをペンネの形に似たように切って、ボリュームはそのままに、カロリーを抑える役割をしています。その他、余分な塩分(ナトリウム)の排泄(はいせつ)を促すカリウムや、脂質の代謝を促すビタミンB2も多く含まれるので、生活習慣病予備軍の人にもお勧めの食材です。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
≪エリンギ入りチキングラタン≫
※411kcal、塩分1.5グラム(1人分)
【材料】(2人分)
鶏むね肉 100グラム(そぎ切りにし、一口大に切る)
エリンギ 2本(横に1センチ厚さに切る)
タマネギ 1/2個(みじん切り)
ホウレンソウ 100グラム(ゆでて3センチ長さに切る)
ペンネ 50グラム(ゆでる)
バター 大さじ1+小さじ1
小麦粉 大さじ2
牛乳 1カップ
顆粒(かりゅう)コンソメ 小さじ1
塩、こしょう 各少々
粉チーズ 大さじ1
【作り方】
〔1〕フライパンにバターの半量を熱し、鶏肉とエリンギの両面を香ばしくソテーして、取り出す。
〔2〕残りのバターを加え、タマネギをよく炒める。しんなりしたら小麦粉を振り入れ、粉っぽさがなくなるまで炒める。さらに、牛乳を少しずつ加えてとろみがついたら、顆粒コンソメを加え溶かし、〔1〕とホウレンソウとペンネを加えて、なじんだら、塩、こしょうで味を調える。
〔3〕グラタン皿に〔2〕を入れて、粉チーズをふり、250度のオーブンまたはオーブントースターで焦げ目がつくまで5分くらい焼く。
【ワンポイント】
☆鶏肉はむきえびやホタテなどのシーフードでもよい。
☆ホウレンソウはブロッコリーやカリフラワーでもよい。
☆ペンネはペン先の形をしているショートパスタ。なければマカロニでもよい。
※89kcal、塩分0.5グラム(1人分)
サツマイモ 50グラム
ミックスビーンズ 1/2パック
タマネギ 1/8個(みじん切りにして水にさらし、水気を絞る)
ハム 1/2枚(短冊切り)
レモンの輪切り 1枚(いちょう切り)
[合わせ調味料]
レモン汁 大さじ1/2
塩 少々
マヨネーズ 大さじ1/2
パセリのみじん切り 少々
〔1〕サツマイモを皮つきのまま1センチ角に切り、レンジで2分加熱する
〔2〕サツマイモ、ミックスビーンズ、タマネギ、ハム、レモンを合わせて、合わせ調味料で和える。
☆サツマイモをカボチャに代えてもよい。
☆ハムをツナに代えてもよい。