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新生児100万人割れ目前 結婚も最少

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新生児100万人割れ目前 結婚も最少

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2014年10月1日に避難指示が解除された福島県双葉郡川内村の東部では、草野勝利さん、繁子さん夫妻が自宅に戻ってから初めての年末年始を迎えている=2014年12月31日午後(鴨川一也撮影)  2014年に生まれた赤ちゃんは100万1000人とみられ、前年から2万9000人減り、4年連続で過去最少を更新した。亡くなった人は前年よりも1000人増えて126万9000人、死亡数から出生数を引いた人口の自然減は8年連続で増え、過去最多の26万8000人に達した。厚生労働省が1月1日付で発表した人口動態統計の年間推計でわかった。

 日本の人口は05年に初めて死亡数が出生数を上回り、07年以降は自然減が続いている。出生数は100万人の大台割れ目前だが、1000人程度の誤差も想定され、15年6月に公表される人口動態統計(概数)では1899(明治32)年の調査開始以来、初めて大台を割り込む可能性もある。死亡数は12年連続で100万人を超えた。死因別ではがんが最も多く3割近くを占め、次いで心疾患、肺炎、脳血管疾患の順だった。厚労省は「出産世代の女性人口が減っている」とし、出生数の減少と死亡数の増加が「今後もしばらく続く」と分析している。

 2014年に結婚したカップルは13年から約1万2000組減の64万9000組で、戦後最少。離婚は約9000組減の22万2000組だった。平均すると、32秒に1人が生まれ、25秒に1人が死亡。49秒に1組が結婚し、2分22秒に1組が離婚した計算になる。

 新成人5万人増 126万人

 一方、総務省の人口推計によると、15年1月1日時点で20歳の新成人は前年より5万人多い126万人で、21年ぶりの増加となった。男女の内訳は男性65万人、女性61万人。新成人の著名人はフィギュアスケートの羽生結弦(ゆづる)選手やプロ野球日本ハムの大谷翔平投手ら。

 新成人が14年より増えたのは、約20年前に第2次ベビーブーム世代が親になる年齢に達したことなども背景とみられる。1995年以降は減少傾向が続いており、今後も微増や微減をしながら25年には106万人にまで減ると見込まれている。

 未年生まれは1007万人

 未年生まれの年男と年女は計1007万人で、67年生まれが188万人と最も多かった。男女の内訳は男性488万人、女性519万人。総人口に占める割合は7.9%で、十二支の中では9番目に多い。生まれた年別で見ると、67年に次いで43年が164万人、79年が160万人と続いている。

 未年生まれでは、女優の八千草薫(やちぐさ・かおる)さん(31年)や俳優の田村正和さん(43年)、タレントの坂上忍さん(67年)らがいる。2014年11月に亡くなった高倉健さんも1931年生まれ。

 ≪ようやく…自宅で年始≫

 東日本大震災は3月で発生から4年となる。東京電力福島第1原発事故の影響による避難指示が2014年10月1日に解除された福島県川内村の東部では、草野勝利さん(69)と繁子さん(69)夫妻が自宅に戻ってから初めての年末年始を迎えている。大みそかの31日は神棚の飾りを新調し、2人で食事をしながら過ごした。繁子さんは「希望は多くないけど、避難先と自宅を行き来する生活と比べると、少しは落ち着いて生活できる」と話していた。(SANKEI EXPRESS

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