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【花千代のビューティフル・フラワーズ】パンジーのダンス 色ボトルに生けて

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【花千代のビューティフル・フラワーズ】パンジーのダンス 色ボトルに生けて

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パンジーのダンス_色ボトルに生けて(Finish!)=2015年1月14日(花千代さん提供)  節分の声を聞くと私たちの気持ちは春ですが、暦では大寒。一年で最も寒いといわれる時期です。そんな中、春の到来を告げるように花市場に出回り始めるパンジー。春を待つ心をかれんでカラフルなパンジーに思いを託して生けてみるのはいかがでしょう?

 由来はフランス語の「パンセ」

 元来パンジーはヨーロッパ、北アメリカ原産の宿根草で一年草です。日本ではスミレとして親しまれてきた花の仲間です。

 パンジーと呼ばれているのは「ビオラ・トリコロール」と数種の原種との交配から作られた園芸品種群で、スミレ科の中では一番花が大きい種類です。改良を重ねた結果、花顔が10センチに及ぶものもありますが、原種に近い3センチ以下の小さい花の方はビオラと呼ばれています。

 花色はカラフルで紫、濃青、赤、オレンジ、白、黄、うす紫、まだら入りなどがあります。豊富な花色と育てやすさ、花付きの良さなどから春の花壇に欠かせない草花です。鉢植えや花壇はもちろん、寄せ植えやバスケットなどでも人気です。

 パンジーの名前はフランス語のパンセ(物思い)からつけられたそうです、開いた花が物思いにふける人の顔のように見えますね。

 2月14日のバレンタインデーは、ローマ時代に殉教した聖人バレンタインを祭る日ですが、監獄中のバレンタインが窓口に咲いたスミレの花のハート形の葉を、「私を忘れないでください」というメッセージとともに鳩に託したとの伝説からヨーロッパではパンジーはバレンタインに恋人に贈る花。

 またシェークスピアの「真夏の夜の夢」の中に、この花の汁を目にたらすと寝覚めて最初に見た男性を好きになるという話が出てきます。パンジーの花を身につけていると異性の愛情が得られる、など愛の花・恋の花といわれています。

 花言葉は、純愛・物思いにふける・思索・思想・楽しい思い・私を思ってください・遠慮…などかれんな形から連想させるイメージが並びます。

 そばちょこで和の雰囲気も

 今回は100円ショップなどでも手に入るミニボトルを形と大きさをミックスして数本使って、そのアトランダム感と、ボトルとパンジーのビビッドな色合いを楽しむアレンジメント。

 このように小さな花器をグルーピングして使う場合は、トレーを敷いて上に生けるとまとまりが出て、散らばった印象になりません。ここでは白い陶器のプレートを使いましたが、下に敷くものは漆のお盆や木のカッティングボード、陶板や笊(ざる)など何でもよいと思います。

 漆のお盆でしたらガラス瓶の代わりにそばちょこや、杯などをチョイスして和の雰囲気を演出するのも粋なもの。パンジーが違ったイメージになり面白いのではないでしょうか。(フラワー・アーティスト 花千代/SANKEI EXPRESS

 ■はなちよ フラワー・アーティスト。パリでフラワーデザインを学ぶ。帰国後、CMや映画のスタイリング、フラワースクール経営など多岐に活躍。2008年の北海道洞爺湖サミットの公式晩餐会(ばんさんかい)の装花も手がけた。現在、花と家具のコラボレーションなど新境地に挑戦中。

HANACHIYO FLOWER DESIGN STUDIO (電)03・5422・7973

ブログ「花千代のHAPPY FLOWER LIFE」 http://hanachiyo.kireiblog.excite.co.jp/

 【今月の発見!】

 ■南国では頭に花飾り

 お正月休みに久しぶりに行ったバリ島。人気の高いウブドのヴィラに滞在して、連日プールサイドでフローズンダイキリを飲み、バカンス気分満喫。周りをみると女性はほとんど頭に花飾りが。やっぱり南国のドレスコードは花飾りでキマリ!

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