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脂質がとても少なく、低カロリーな魚 タラの和風ステーキ他

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脂質がとても少なく、低カロリーな魚 タラの和風ステーキ他

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タラの和風ステーキ。※251kcal、塩分2.5グラム(1人分)  【牧野直子の健康ごはん】

 旬真っ盛りのタラ。タラにはタラコがとれるスケトウダラとマダラ(真ダラ)があります。身がおいしく、切り身などで売っているのはマダラで、白子はマダラからとれます。タラは脂質がとても少なく、魚の中では低カロリーなので、減量中の食事にはおすすめの食材です。

 白子はその食感から脂質が多く、高カロリーに思われがちですが、脂質は少なく1食約60グラムは約40kcalで鶏卵1/2個と同じくらいのエネルギーしかありません。ただしコレステロールが多いので、コレステロールの摂取を控えるように言われている人は、食べる頻度や量を控えましょう。

 白子は作り方(1)の通りに下ごしらえをすれば、そのままポン酢しょうゆをかけて食べたり、鍋や汁物に入れたり、衣をつけて揚げる、ソテーやムニエルにするなど、いろいろな調理法で楽しめます。

 副菜の春菊とにんじんの塩ごま和えは、緑黄色野菜の組み合わせでカロテンが豊富です。

 カロテンはそれだけでも強い抗酸化力がありますが、体内で必要に応じてビタミンAに代わり、喉や鼻などの粘膜を丈夫にする役割があります。この粘膜が弱っていると、風邪やインフルエンザなどのウイルスが侵入してきたときに、感染して発症してしまうのです。もちろん、これだけが感染する原因ではありませんが、風邪などをひかないようにするには、日ごろからカロテンを意識してとるようにしたいものです。

 カロテンは油脂に溶けて吸収される脂溶性ビタミンです。この副菜は、合わせ調味料にすりごまやごま油など油脂があるので、カロテンが効率よく吸収される一品です。(料理家、管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS

 ■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「料理と栄養の科学」(新星出版社)、「冷凍保存のきほん」(主婦の友社)。

 ≪タラの和風ステーキ≫

 ※251kcal、塩分2.5グラム(1人分)

 【材料】(2人分)

タラ       2切れ

タラの白子    120グラム

塩、こしょう   各少々

小麦粉      適量

大根       2センチ(1センチ厚さの半月切りにし、レンジで2分加熱する)

オリーブ油    大さじ1

ポン酢しょうゆ  大さじ2

万能ねぎ     1本(小口切り)

 【作り方】

〔1〕白子は塩少々でもんで、ぬめりが出てきたら水で洗う。熱湯にさっと通したら、水に入れて筋や汚れをきれいに取る。キッチンペーパーで水けをよくふく。

〔2〕タラと〔1〕に塩、こしょうを振り、小麦粉をうすくまぶす。オリーブ油を熱したフライパンで大根と共に両面を香ばしく焼く。

〔3〕大根を取り出し皿に乗せ、残ったタラ、白子にポン酢しょうゆを回しかけて絡める。大根の上に乗せて、万能ねぎをちらす。

 【ワンポイント】

☆白子はお好みで。

☆オリーブ油はサラダ油、ごま油に代えてもOK。

 ≪春菊とにんじんの塩ごま和え≫

 ※49kcal、塩分0.6グラム(1人分)

 【材料】(2人分)

春菊     100グラム(ゆでて3センチの長さに切る)

にんじん   1/8本(千切りにしてラップで包み、レンジで30秒加熱する)

[合わせ調味料]

 すりごま  大さじ1

 塩     ふたつまみ

 ごま油   小さじ1/2

 【作り方】

春菊とにんじんを合わせ、合わせ調味料であえる。

 【ワンポイント】

☆春菊は小松菜やホウレンソウなど他の青菜でもよい。

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