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抗酸化作用でアンチエイジング カボチャと牛肉のドライカレー他

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抗酸化作用でアンチエイジング カボチャと牛肉のドライカレー他

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カボチャと牛肉のドライカレー。※68kcal、塩分1.8グラム(1人分)  【牧野直子の健康ごはん】

 カボチャは緑黄色野菜の一つ。βカロテンやビタミンC、Eが多く含まれます。これらは抗酸化作用があり、一緒に取ることでお互いの抗酸化作用を助け合うので、カボチャは一度に効率よく栄養の取れる野菜といえます。

 私たちの体は酸化によって老化が進むので、カボチャはアンチエイジングに欠かせない野菜ともいえます。そのほか、余分な塩分の排泄(はいせつ)を促すカリウムや、便秘や生活習慣病の予防・改善に欠かせない食物繊維も多く含みます。

 カボチャは丸のままなら、風通しの良いところで2カ月ほど保存ができます。カットされたものは、ワタから傷むので、ワタをとって切り口をラップでピッタリと覆い、冷蔵庫の野菜室で保存します。

 また、用途に合わせて切り、冷凍保存しておいてもよいでしょう。煮物なら3~4センチ角、汁物用なら適度な厚さのいちょう切りなどにして冷凍し、使うときは、凍ったまま煮立てた煮汁に入れて料理します。解凍してから使うと、水っぽくなり煮崩れてしまいます。

 今回のドライカレーも、あらかじめ切って冷凍しておいたものでも作れます。その際は、作り方〔2〕で水を加え、煮立ったところに冷凍のままのカボチャを加えます。

 仕上げに加えるガラムマサラは、インドの家庭料理では欠かせないミックススパイス。ガラムマサラには、こしょう、チリペッパー、クミン、シナモン、カルダモンなどのスパイスが入っています。ふだんのカレーや炒め物、肉や魚の下味などに使うと、スパイシーな風味に仕上がります。ガラムマサラがない場合は、持っているスパイスを少し加えてみてもよいですね。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS

 ■まきの・なおこ 料理家、管理栄養士、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食」代表。1968年、東京生まれ。女子栄養大学卒。おいしくてからだに優しく、元気になるレシピ、健康的なダイエット方法まで提案し、幅広く活躍中。著書も多数で、近刊は「冷凍保存のきほん」(主婦の友社)、「はじめてのシニアの健康スムージー」(家の光協会)。

 ≪カボチャと牛肉のドライカレー≫

 ※668kcal、塩分1.8グラム(1人分)

 【材料】(2人分)

牛こま肉    160グラム(2センチ幅に切る)

カボチャ    1/6個(約250グラム、1~1.5センチの角切りにする)

タマネギ(小) 1個(みじん切り)

にんにく    1かけ(みじん切り)

しょうが    小1/2かけ(みじん切り)

カレー粉    大さじ1

温かいご飯   300グラム

サラダ油    大さじ1

塩       小さじ1/2

しょうゆ    小さじ1/2

ガラムマサラ  少々

 【作り方】

〔1〕フライパンに油を熱し、タマネギ、にんにく、しょうがを入れて炒め、牛肉を加えてさらに炒める

〔2〕牛肉の色が変わったら、カレー粉をふり入れ、なじむように炒め、カボチャ、水1カップを加える。

〔3〕煮立ったら、塩、しょうゆを入れ、蓋をして弱火で7~8分煮る。汁けが少なくなり、カボチャが軟らかくなったらガラムマサラを加え混ぜ、味を調える。

 【ワンポイント】

☆カボチャをジャガイモに変えると、甘さが抑えられた仕上がりになる。

☆ガラムマサラはなければ入れなくてもよい。

 ≪オレンジティーゼリー≫

 ※44kcal、塩分0グラム(1人分)

 【材料】(作りやすい分量・4人分)

オレンジ   1個(皮をむいて果肉を取り、出た果汁は紅茶と合わせる)

紅茶     1カップ(200cc)

砂糖     大さじ3

ゼラチン   小1袋(5グラム、水大さじ1にふり入れてふやかし、レンジで10秒ほど加熱して溶かす)

 【作り方】

〔1〕紅茶とオレンジ果汁を温め、そこに砂糖を煮溶かし、ゼラチンを加え混ぜる。

〔2〕粗熱を取ったら果肉を加えて器に入れ、冷やし固める。

 【ポイント】

☆早く冷やし固めたい場合は、粗熱を取るときに氷水につけるとよい。

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