ベンツとBMW、日本を舞台に真逆の販促策で勝負 両社の狙いは? (1/3ページ)

2016.8.9 06:36

BMWの大型販売拠点「BMWグループ東京ベイ」に展示された車両=6月、東京都江東区
BMWの大型販売拠点「BMWグループ東京ベイ」に展示された車両=6月、東京都江東区【拡大】

 ドイツを代表する2大高級車メーカーが、日本で正反対な新車の売り方に乗り出した。メルセデス・ベンツは東京都内の書店内に、VR(仮想現実)でクルマの外観や内装を確認できるショールームを開設。BMWは、グループのほとんど全車種を一つの施設内で試し乗りできる初の販売拠点を都内に新設した。ドイツの永遠のライバル同士が車の魅力訴求に「仮想」と「現実」という真逆のアプローチを使って、日本を舞台に“ガチンコ勝負”だ。

 車ないショールーム

 ベンツの日本法人「メルセデス・ベンツ日本」は7月13日、東京都渋谷区の代官山蔦屋書店の店舗内に車を置かないショールームをオープンした。書籍売り場に併設されたラウンジに担当者が常駐。来場客には専用のゴーグルを装着してもらい、VR空間で車の内外装をチェックしてもらう。

 そこで興味をもった客には同店の駐車場に用意された車両への試乗を勧め、最終的には販売店へと誘導するという実験的な取り組みだ。今回、ベンツが車を置かない仮想ショールームを設けたのは、もっと気軽に車両へ接してもらう機会を増やす狙いからだ。

ベンツの国内の販売店は顧客に「敷居が高い」(ベンツ日本の上野金太郎社長)と思われていることが多い

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