ピンクのクマがメールを運んでくれる楽しさで人気となった電子メールソフト「ポストペット」がVR(仮想現実)に“進出”する。生みの親でアーティストの八谷和彦氏が所属するペットワークスが開発に乗り出し、クラウドファンディングによる資金集めも行ってリリースを目指す。家庭用ゲーム機のプレイステーション上で楽しまれたゲーム「みんなのゴルフ」などがスマートフォン向けになる動きもあって、懐かしいタイトルの“復活”が話題になりそうだ。
登場キャラの世界にVRで参加
1997年に誕生した「ポストペット」は、ソニー系企業(現ソニーネットワークコミュニケーションズ)が生み出した、電子メールの上にコミュニケーションを加えた斬新なサービス内容に、ピンク色のクマ「モモ」など登場キャラクターの可愛らしさが加わって人気となった。この「ポストペット」が20周年を迎え、キャラクターの新展開が始まったことにあわせ、ペットワークスでVR化に取り組むことになった。
「ポストペットVR」として提供されるコンテンツは、HTC ViveやOculusRiftといった高機能VRヘッドマウントディスプレーを使って楽しむものになりそう。プレーヤーは、キャラクターのひとつで紙袋をかぶった「アンノウン」になって、ペットたちが住む家の中に入り、そこにいるペットたちに「おやつをあげたり、なでたり、抱っこしたり、抱っこされたり、遊んだり、洗ったり」して楽しむ。