三井物産は2日、働き方改革を進めるため、社員それぞれの事情に応じて勤務時間帯を最大90分間ずらせる「時差出勤制度」を6月から導入すると発表した。10月からは子育てなどの両立を支援する施策も拡充する。
通常の勤務時間は午前9時15分から午後5時半だが、新制度により午前7時45分から午後4時まで、午前10時45分から午後7時までといった働き方が可能になる。1日の所定労働時間の7時間15分は維持する。昨年6~8月に一部社員を対象に試験導入し好評だったことから正式に制度化することにした。
新たな両立支援策としては、延長保育代の一部費用を補助したり、家事代行サービスを割引で利用できたりする内容を打ち出した。