障害者支援に参入、車両メンテ事業と相乗効果 堀江車輌電装の今後の展望を聞く (1/3ページ)


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 鉄道車両の整備・改造で50年の歴史を刻んできた堀江車輌電装が新規事業として障害者支援ビジネスに参入し、実績を積み重ねている。堀江泰代表取締役に参入の狙いや今後の展望を聞いた。

 --障害者支援ビジネスに参入した経緯は

 「障害者スポーツの普及活動に取り組んでいる人の講演を聴き、家に帰って知的障害者サッカーの日本代表の動画を見たのがそもそもの始まり。障害者と接したこともない自分がその動画に感動した。そしてボランティアに名乗りを上げ、選手たちと触れ合う中、彼らが就職や将来について悩む姿を目の当たりにした。なんとか力になりたいと思ったが、ボランティアではどうしても限界がある。そこで社内に障害者支援事業部を立ち上げ、企業に障害者を紹介するビジネスをまず始めた」

 --進捗状況は

 「2015年4月にスタートしたが、実績ができてきたのは16年から。新規参入なのでネットワークづくりにじっくり時間をかけた。面談や実習などを通じてそれぞれの障害者の適正や強みを見極めて、その人に合う企業を紹介している。時間も手間もかかるが、その分定着率はすこぶるいい。さらに企業に紹介して終わりではなく、社会福祉士や精神保健福祉士など有資格者が常に障害者を電話サポートしたり、紹介した企業と連絡を取ったりして長期的に勤めてもらう形を作っている。現時点で当社の紹介で企業が採用した障害者は一人も辞めていない。紹介ビジネスのほかにも、委託事業として元パラリンピアンの人と協力しパラスポーツの素晴らしさを教える教室など障害者スポーツ関連の仕事も手掛けている」

16年にはビルメンテナンス事業に参入