ドレッシングやしょうゆなど調味料の粉末化ブームに続き、野菜を乾燥、粉砕した野菜パウダーが注目されている。小松菜のグリーンや紫イモのパープルなど色がきれいで野菜の甘味もある。これまでは、もっぱら製菓・製パンの色づけに使われてきたが、健康意識の高まりを受け、最近はヨーグルトやジュースに混ぜて手軽に野菜不足を補う使い方が広まっている。(寺田理恵)
自然の甘味と色
生鮮野菜と違い、野菜パウダーは洗って皮をむいたりゆでたりしなくても、開封してすぐ料理に混ぜるなどして手軽に使える。長期保存ができるのもメリットの一つといえる。
「クッキーやパンケーキに混ぜ合わせて自然の色と甘味をプラスするのに使われるもの。手軽に野菜が取れるので、購入者は子連れの女性が多いのですが、ヨーグルトに混ぜるなど、きな粉感覚で召し上がる年配の方も増えています」
こう話すのは製菓・製パン材料専門店「クオカショップ自由が丘本店」(東京都目黒区)の岡里ゆかり店長だ。
同店では野菜パウダーと、トマトやホウレンソウのパウダーを混ぜたホームベーカリー用食パンミックス粉を販売。以前は店頭で野菜パウダーを見つけて買う客がほとんどだったが、最近は野菜パウダーを知ったうえで探しにくる客が増えたという。