エスティマがビッグマイナーチェンジを行い、最新のトヨタフェイスに一新されました。
次々に展開されるトヨタの新しい顔ですが、そもそもこの顔にはどんな意味が込められているのか、あらためてその真意を聞きました。
[語る人]
トヨタ自動車株式会社
トヨタ・コンパクトカー・カンパニー デザイン部長
CVカンパニー 主査 服部繁也 氏
-- まず、「キーンルック」や「アンダープライオリティ」といった考え方は、どんなきっかけから生まれたのでしょうか?
「トリガーは2回です。まず欧州戦略で、シェア5%と伸び悩む理由にトヨタ車としての共通項の欠如、ブランド力の弱さがありました。そこを何とかしたかった。もうひとつは先代プリウスでの取り組みです。空力のためにアッパーグリルはツルッとさせて空気を流しつつ、冷却はアンダーグリルに集中させた。この両者がいまの表現につながっています」