「県民の皆さんと意見交換をする中で、特に条例に慎重な立場あるいは中には反対という方もおられたらが、そういう方々から特に強く出されていたのが性教育の話だ。私は、やはり条例というものと性教育や県民運動が二項対立で片方を行えば、片方が成り立たないというような考えではなく、私自身はむしろ先ほど申し上げたように条例の中に位置付けることによって、安定的、継続的に教育や県民運動を行っていくことがむしろできると思っている。そういう意味で条例に位置付けるし、今、予算編成中ではあるが、この間も条例については慎重に取り組もうということで行ってきている。教育であったり県民運動の活性化については、これまでも具体的な取り組みに既に着手してきており、引き続き充実、強化していきたいと考えている。条例上の措置だけではなくて、予算的な措置も含めてこうした部分については取り組みを強めたい。条例ができればそれで良しということでは全くない。やはり長野県としては県民運動や子供たちへの教育も併せて充実をしていきたいというのが私の考え方だ」
--(信濃毎日新聞記者)条例制定によって子供たちの性被害がどのような形で減ると考えているのか。罰則規定を設ける部分についての実効性については課題があると思が、その点含めて性教育も含めていろいろ盛り込むと思うが、できた場合にどんな効果が期待できるのか