ミャンマー、石炭火力発電を増強 30年に60倍、環境懸念の声も (1/2ページ)

2016.2.24 07:54

祭事でライトアップされた東部シャン州の仏教寺院。ミャンマーは電力増強、電力網拡大を目指している(AP)

祭事でライトアップされた東部シャン州の仏教寺院。ミャンマーは電力増強、電力網拡大を目指している(AP)【拡大】

 ミャンマーは、電力需要が高まる中、石炭火力発電の開発加速に注力する。同国政府は需要拡大に伴い、石炭火力発電を現在の12万8000キロワットから2030年に794万キロワットへと約60倍に拡大する方針だ。総発電能力は現在の502万9000キロワットから2359万4000キロワットへと約5倍に引き上げる目標を掲げている。現地紙ミャンマー・タイムズなどが報じた。

 同国政府によると、15年のミャンマーの電源構成比は水力が約69%、天然ガスが約29%で、石炭は約2%。30年には水力が約38%、石炭が約33%、天然ガスが約29%を目指す。政府高官は、現在の状況を水力と天然ガスに依存していると指摘し「全国の24時間供給を実現するためには石炭火力発電の増強が必要」と述べた。

 現在、ミャンマーの電気普及率(世帯ベース)は33%で、全国1088万世帯のうち734万世帯が未電化の状態にあり、政府は30年までに普及率100%を達成するとしている。政府高官は、急増する需要に対応し、かつ電力網を拡大するためには、既に技術が確立されており信頼できる石炭火力以外に選択肢はないと強調した。

一方、同国は住民の反対による発電所建設事業のストップが…

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