
再生可能エネルギーに関する予算を大幅に減額したトランプ米大統領=米ワシントン、6月29日(AP)【拡大】
■トランプ大統領、再エネ推進?
大統領選期間中のトランプ米大統領は、再生可能エネルギー(再エネ)に常に批判的だった。太陽光発電については、コストが高いことを大きな欠点と指摘。風力発電については外観が醜く、騒音の問題があるとしており、英スコットランドに所有しているゴルフコースの近くに建設予定だった風力発電設備を対象に建設差し止め訴訟を起こしたほどだ。
そのトランプ大統領が最近、太陽光パネルについて前向きな発言をしたと話題になった。選挙期間中から約束していたメキシコ国境の壁を太陽光パネルでつくると、6月21日に開催されたアイオワ州での集会で発言したのだ。
国境の壁建設については、議会の承認待ちだった2017年予算(2016年10月~2017年9月)に当初必要な30億ドル(3300億円)を盛り込むことをトランプ政権は要求した。しかし、民主党はもちろん、与党・共和党の一部からも壁に予算を付けることに反対の声が上がり、2018年予算案に16億ドル(1800億円)を盛り込むことで先送りされた。
実質2200マイル(3500キロメートル)に及ぶ壁を建設することは現実的ではないと考える議員が多い。
そんななかでの、太陽光パネルによる壁の建設案だが、15メートルの高さの壁を太陽光パネルで覆えばそのコストはいくらになるのだろうか。