【衆院選】英メディア「安全保障の不安が改憲に道開いた」と分析

 【ロンドン=岡部伸】衆院選で自民党が圧勝したことについて、英国メディアは、北朝鮮の核・ミサイル開発に対する不安の高まりを背景に、安倍晋三首相が9条など憲法改正への道を開いたなどと報じた。

 ガーディアン紙(電子版)は、「北朝鮮の核開発など不安定な国際情勢の中で、自民党以外に信頼できる政党がなかった」との有権者の声を引用して、安全保障に対する国民の不安が現状維持を求める有権者の心理につながったと分析。与党が3分の2超の議席を獲得したことで、トランプ米大統領の盟友である安倍首相が自衛隊を海外に派遣できるように憲法を改正することが可能になったと指摘した。

 また、当初は人気を集めた小池百合子東京都知事率いる希望の党が失速したことについて「有権者は、より正統的で保守的な自民党を支持した」と解説した。

 デーリー・テレグラフ紙(電子版)は、安倍首相が来年の総裁選に勝って日本で最も任期が長い首相となる可能性が高まったと報じ、悲願の憲法改正へ道が開かれたと伝えた。