海底通信ケーブルの世界市場【拡大】
海底ケーブルビジネスはこの影響をもろにかぶった。1998年ごろまでは世界市場が年20億~30億ドル(現在の邦貨換算で約1700億~2500億円)で安定していたが、バブル時の99年に70億ドル、2000年には100億ドル近くまで膨れあがった。投機筋がケーブル敷設に資金を投入してきたからだ。
しかし、「山高ければ谷深し」のことわざどおり、バブル崩壊とともにプロジェクトは激減。02年の世界市場はわずか1億ドル程度に縮んだ。
業界再編の渦
こうなれば業界再編は必至だ。欧州などの海底ケーブル企業が撤退したり事業売却したりするなど、それまで7社程度あった同業が、米タイコ・テレコミュニケーションズ(現TEサブコム)、仏アルカテル・ルーセント、そしてNECという現在の大手3社に絞られた。
もちろん、NECも受注が激減。事業部の売上高は1999年度に約800億円だったが、2002年度300億円、03~05年度は100億円以下という惨状が続き、事業の存続が問われた。