≪MARKET≫啓発活動・認知度向上で右肩上がり
「尿もれ」の対策に使用される吸水ケア用品の市場は、「尿もれ」ケアに対する認知度の高まりに伴い、右肩上がりで成長を続けている。ユニ・チャームの調べでは、2012年の市場規模は267億円で、4年前の08年の166億円に比べ、約1.6倍に拡大している。
その最も大きな要因は、40代以下の代替品からの転換とされる。ユニ・チャームによると、「尿もれの啓発活動に力を入れたことで、抵抗感が減少した」という。
さらに、日用品などの業界各社が「尿もれ」ケアに関する広告展開を積極化したため、吸水ケア用品の認知度が向上している。吸水ケア市場は今後も拡大が見込まれており、衛生用品の中でも非常に注目されているカテゴリーといえる。
その中で、業界シェアトップはユニ・チャームの「チャームナップ」で、シェアは約3分の1を占めている。多くの人に支持されている理由としては、商品の種類・ラインアップの多さと、利用者の声を反映して、改良を重ねているからとされる。