1997年にライナータイプの商品が初めて発売されてから、何度も新商品が開発されたり、リニューアルされている。スリムながらフィット感のある安心な付け心地とサラッとした表面シートが人気の背景にあるという。
ユニ・チャームが商品開発の中で重要視しているのは、尿もれの悩みを認知したい、少しでも快適に生活したいという女性の気持ちだ。商品名に「失禁」や「尿もれ」という言葉が出てこないという配慮も、女性の抵抗感を少なくしているとみられる。
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ユニ・チャームは2012年9月、女性の尿もれと吸水ケア用品に対する意識と実態を明らかにするため、全国の30~50代を対象にアンケート調査を実施した。それによると、吸水ケア用品の使用で「長時間外出の悩み」が改善したと答えた女性は74.8%にのぼり、約半数が「もっと早く使っていればよかった」と実感したという。
尿もれは40代以上の女性の3人に1人が経験しているといわれながら、人に相談することができずに女性の間でも話題になりにくいとされている。そのため、尿もれの改善方法についてもなかなか広まらないのが実情という。