肌着大手のグンゼも今年2月、昭和46年から販売している男性用肌着シリーズ「YG」を43年ぶりに刷新。立体裁断や柔らかな風合いを持たせる紡績方法で「着心地」にこだわり、ロゴも赤とグレーの2色を使ったスマートなデザインに変えた。
YGの白シャツとブリーフは発売当初、20~30代のメンズアンダーの定番として浸透。だが、1990年代に海外ブランドのボクサーパンツが登場するとメンズアンダーにもファッション性が求められるようになり、「白ブリーフ」は“少数派”に。YGの顧客層も今では50~60歳代の中高年が中心だ。販売枚数もピークだった昭和60年前後の2千万枚から、現在は100万枚にまで落ち込んでいる。
今回、全面刷新に踏み切った最大の理由は「商品の若返り」(メンズ&キッズMD部の南晶宏マネジャー)だ。価格も下げてターゲット層を30~50代に広げ、ユニクロや量販店のPB商品の「機能性インナー」への対抗を意識した。今年度の販売量は“V字回復”の年400万枚を見込んでいる。