【PC Watch】空飛ぶ発電機、3Dプリンター開発 (2/4ページ)

2014.5.26 07:00

米MITが開発した空飛ぶ風力発電機「BuoyantAirTurbine」

米MITが開発した空飛ぶ風力発電機「BuoyantAirTurbine」【拡大】

  • 修理や建造ができる空飛ぶ3Dプリンターが開発された

 BATからは3本のケーブルが伸びており、これで地上とつながっている。発電した電気は、このケーブルを通じて、地上に送電されるわけだが、このケーブルは長さが調節可能となっており、上空の状況に応じて、発電上最適な場所を割り出し、その位置に本体の高さを調節する。上空より地上の方が風力が適切な場合があるが、その時は地上にまでBATを下ろしてくるし、台風などの場合も地上に待避する。この調整は全てコンピュータ制御による自動化が実現している。

 BATは既存の地上型風力発電機を完全に置き換えるものではない。塔の建設が難しい島や極地のほか、工業地帯や軍の基地などでの運用を想定している。例えばアラスカの僻地(へきち)の場合、発電にはガスおよびディーゼル発電機が用いられており、コストは1キロワット時当たり1ドルかかる。これに対し、BATを使うとおよそ18セントにまでコストを下げることができるという。また、災害などで停電した地域での活用も考えられている。発電以外にもBATにWi-Fiの基地局を搭載することで、その場所でのWi-Fiのカバー範囲を既存の鉄塔などより6~8倍に広げられるといった用途も検討されている。

MAVには、混合するとウレタン樹脂を生成する2種類の化学物質が搭載されており…

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