リニア新幹線、早くも“愛称論争”勃発 「富士」有力? 関西から異論も (3/7ページ)

2014.11.24 17:08

リニア中央新幹線の着工が認可された。山岳路線が大半を占めるため、今後の工事への課題も少なくない。写真は、9月に山梨県都留市のリニア実験センターで公開された新型車両L0系

リニア中央新幹線の着工が認可された。山岳路線が大半を占めるため、今後の工事への課題も少なくない。写真は、9月に山梨県都留市のリニア実験センターで公開された新型車両L0系【拡大】

  • 寝台特急「富士」=平成17年2月(奥清博撮影)
  • 東海道本線を走る「サロンカーなにわ」=大阪府島本町(奥清博撮影)

 リニアのために温存?

 鉄道アナリストの川島令三(りょうぞう)氏(63)は「世界遺産になった『富士』以外は考えられない」と強調し、こんな見方を示した。

 「JR各社の間では、リニア以外の列車には使わないとの暗黙の了解がある」

 21年に廃止された寝台特急「はやぶさ」はその後、東北新幹線の最速列車に再び名付けられ、同様に廃止された寝台特急「さくら」や「みずほ」も九州・山陽新幹線の愛称として復活したが、「富士」はその後ずっと再登場していないというのが理由だという。

 作家の小牟田氏によれば、国鉄時代には、列車愛称の命名にも慣例や法則があった。同じ区間を走る特急でもスピードや車内設備に差があれば別の愛称を付け、おのずと「格式の差」が生まれたというのだ。

愛称の“格”論争が起こったことはあまり知られていない

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