燃料電池車は“走る宝飾品” 普及の壁は「ずば抜けて高い車体価格」 (3/4ページ)

2014.11.30 07:10

 一方、HVは、コンパクトカーだけでなく、ミニバンや高級車などに広がり、商品の厚みが増した。「プラグインハイブリッド」と呼ばれ、近距離は電気で動かし、長距離はガソリンで走行するといった使い分けができる車種もある。

 政府は平成32年の新車販売のうち、HVは20~30%。EVとプラグインハイブリッドが15~20%、FCVは1%程度と見込んでおり、HVの存在感は大きい。

 FCVは走る宝飾品  

 トヨタ自動車のFCV「MIRAI(ミライ)」は12月に発売され、ホンダも27年度中のFCV発売を目指す。整備が急がれるのは水素ステーションだ。

 岩谷産業は今年7月、兵庫県尼崎市に水素ステーションを設けた。車の充填(じゅうてん)口にノズルを差し込んで、水素を入れる構造で、これもガソリン車の給油方法とほぼ変わらない。約3分で満タンになるのもガソリン車と同じ。充填は従業員が行う。水素の価格は1キログラムあたり1100円。

FCVの市販化の大きな壁は、ずば抜けて高い車体価格だ

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