特例として複数社がスポンサーとなる場合、その複数社の契約締結と発表が同時になるのが通例だ。組織委員会は「契約時期が異なれば権利を使える期間にずれが生じる。すでに決まっているスポンサーへの不公平さをなくす」というのが理由だ。このため日本のスポーツ用品会社でアシックス以外が、追加でスポンサー契約を結ぶことはない。
アシックスが2020東京五輪・パラリンピックの公式スポンサーに決まったことで、リオ五輪を含む五輪関係のスポンサーとして利用できる権利を独占的に押さえたことになる。
ただ、公式スポンサーの契約を結んでいない企業があきらめているわけではない。個別の競技団体や選手への売り込み合戦に勝負をかけているのだ。リオ五輪の日本代表チーム・選手に対する売り込みは激しさを増しそうだ。
ゴールドパートナー契約を結んでいるアシックスが陸上やレスリング、フェンシングなどの競技団体と8種目で契約を結ぶと、対するミズノは、バレーボール(女子)や卓球、柔道、競泳、陸上など13種目14団体とサポート契約を結ぶなど気を吐く。