三菱社製自動車の燃費試験不正行為で、国土交通省への報告を終え会見に臨む益子修・会長兼CEO=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)【拡大】
三菱自動車の益子修会長と相川哲郎社長は11日、燃費データ改竄問題で記者会見し、益子会長は「経営責任は逃れることができない」と、自らの責任を認めた。
《予定時刻を11分過ぎた午後5時41分、益子修会長、相川哲郎社長、横幕康次・執行役員開発本部長の順に会見室に入場すると、一斉にフラッシュがたかれた》
幹事社「それでは本日の報告について説明をお願いします」
益子会長「それでは私から、当社製車両の燃費試験における不正行為にかかわる国土交通省への報告について冒頭の部分をご説明させていただきます。当社製車両の燃費試験における不正行為に関し、4月20日に国土交通省より受けた調査指示につき、本日、報告書を追加提出いたしましたので、概略につき下記の通りご報告いたします。本件に関し、お客さまはじめ多数の皆様にご迷惑・ご心配をおかけしておりますこと、改めて深くおわびを申し上げます」
《3人がいっせいに頭を下げ、数秒で顔を上げる。再び多数のフラッシュがたかれた》
益子会長「それでは、ここからは社長の方から説明をさせていただきます」