三菱社製自動車の燃費試験不正行為で、国土交通省への報告を終え会見に臨む益子修・会長兼CEO(中央)=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)【拡大】
三菱自動車の益子修会長と相川哲郎社長は11日、燃費データ改竄問題で記者会見し、軽自動車からの撤退を否定した。
--5回にわたって(燃費数値が)上げられたことは、現実的にみても達成が困難であると認識していながら、現場から上がってくるものを承認していたわけですよね
相川哲郎社長「そこは認識していなかった。役員に上がってくるときには…」
《会場から「声がちょっと小さいですが」》
《マイクが入っていなかったため、会長のマイクを借りて続ける》
相川社長「会議に上がってきた時点では、これこれこういったエビデンスがあり、こういう目標が達成できるというところで、そこで承認という形をとる。ということで知り得なかったというのが実態でございました」
--現在販売している9車種も測定方法に疑いがあると書かれてありますが
相川社長「調査と並行しまして、実際に正しい測定方法での燃費も測定しております。その範囲では届け出た燃費との乖離(かいり)はほとんどございませんでした。したがって、軽4車種と違いまして販売・生産停止に当たらないと考える」
--三菱グループの金曜会が開催予定ですが、支援の実現性を含めてどういう感触をお持ちか