【三菱自不正・会見詳報(3)】「具体的に言えない」「調査中」「答えられない」 歯切れ悪く (1/4ページ)

2016.5.12 00:12

会見する益子修会長(中央)ら=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)

会見する益子修会長(中央)ら=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)【拡大】

 三菱自動車の益子修会長と相川哲郎社長は11日、燃費データ改竄問題で記者会見した。

 --そもそも不正はいつからあったのか

 横幕康次開発本部長「まず現行生産車種から調べており、その他の車種の調査はこれからだ。現時点ではまだ具体的には言えない」

 --MAE(子会社の三菱自動車エンジニアリング)が試験を行っているが、三菱自動車本体ではしていないのか

 横幕開発本部長「今回の車、4車種については(MAEに)委託をした」

 --なぜ組織の中でわからなかったのか

 益子修会長「2004~05年の不祥事で徹底的に調べたつもりだったが、その後もいくつかの問題を起こしている。SUV開発においても重量問題で不正が行われ、今回は車が出てしまってから発覚し、問題の根が非常に深いという思いがある」

 益子会長「一つには『非常に閉鎖的な社会の中で仕事をしている』のが大きな問題だと思うし『新しい事をやることに挑戦しない』、つまり『今までやってきたことをすれば、過去にオーソライズ、正当化されたものであり間違いない』と。個人的な印象だが、そういう面があったのではないか」

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