三菱社製自動車の燃費試験不正行為で、国土交通省への報告を終え会見に臨む益子修・会長兼CEO(中央)=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)【拡大】
三菱自動車の益子修会長と相川哲郎社長は11日、燃費データ改竄問題で記者会見した。
--海外販売の影響は
益子修会長「アメリカ向けの車両や欧州向けの車両などは測定値について、その国の法規にのっとった適正なものにしている。だから海外では日本と違って影響がない。なぜ日本の軽でこの問題が起きたのか。そこが一番、分かりにくいところ。なぜ米国はしっかりやったのか。時間がかかるが非常に分かりにくい。納得いく説明が得られていない。それでみなさんから説明になっていないと指摘されている。そこが解明できれば、かなりの部分、お答えできるのではないか」
--日本の型式指定はメーカーの数値を信用しているところがある。それが信用できなくなったことの責任をどう考えるか。自工会副会長職はどうするのか
相川哲郎社長「自工会の副会長は辞任いたします。もう申請している」
益子会長「企業が正しい数字を申告することによって成り立つ制度を著しく傷つけたことを申し訳なく思っている。他のメーカーにご迷惑をかけたことは真摯に反省している」
--RVRに問題があるのに、国内で4車種以外の販売を続けるのはなぜか
相川社長「正しい方法で燃費を測定したが結果は、最初に申請した燃費とは乖離がないと判断している。軽の燃費とは違うと思っている」
--測定方法が違うなら違法状態なのでは、日本で販売を続けるのはなぜか