三菱社製自動車の燃費試験不正行為で、国土交通省への報告を終え会見に臨む益子修・会長兼CEO(中央)=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)【拡大】
相川社長「こういう場合は販売を停止するという規定がない。国交省からは全体感を踏まえて改善や指導があると思うので、それを踏まえて対応とする」
--軽4車種の燃費で独自調査はどうだったのか
横幕康次開発本部長「現在調査していて、これまでの会見で5~10%の乖離といっていたが、今回の確認では5~15%程度前後くらいまでばらついた数字が出ている。具体的な数値は検証していただいているので差し控える」
相川社長「国交省が測定している。その数値が正しくなると考えているので」
--15%はどのモデルか
横幕開発本部長「さし控えたい」
--15%も違ったら何かおかしいというのは開発で気づかないのか
横幕開発本部長「中身を分析している…」
《声が小さく報道陣から「マイク入れてください」との声》
「ご指摘いただいたようにどうして15%の乖離が出ているのか調べている。走行抵抗値だけなのか、路面や風の影響もあるので、その影響も踏まえて分析したい」
--燃費を図るのは子会社かもしれないが、重量とかトータルできまる。なぜ他の部署は不正に気づかないのか
横幕開発本部長「問題と思っている。車両重量やコンポーネントの担当が、車としての目標達成という意識が十分ではない中で、コンポーネントの達成で満足していた」