【三菱自不正・会見詳報(4)】「燃費、実際とは5~15%乖離」「補償は燃料代にプラスアルファ」 (2/4ページ)

2016.5.12 00:28

三菱社製自動車の燃費試験不正行為で、国土交通省への報告を終え会見に臨む益子修・会長兼CEO(中央)=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)

三菱社製自動車の燃費試験不正行為で、国土交通省への報告を終え会見に臨む益子修・会長兼CEO(中央)=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)【拡大】

 相川社長「こういう場合は販売を停止するという規定がない。国交省からは全体感を踏まえて改善や指導があると思うので、それを踏まえて対応とする」

 --軽4車種の燃費で独自調査はどうだったのか

 横幕康次開発本部長「現在調査していて、これまでの会見で5~10%の乖離といっていたが、今回の確認では5~15%程度前後くらいまでばらついた数字が出ている。具体的な数値は検証していただいているので差し控える」

 相川社長「国交省が測定している。その数値が正しくなると考えているので」

 --15%はどのモデルか

 横幕開発本部長「さし控えたい」

 --15%も違ったら何かおかしいというのは開発で気づかないのか

 横幕開発本部長「中身を分析している…」

 《声が小さく報道陣から「マイク入れてください」との声》

 「ご指摘いただいたようにどうして15%の乖離が出ているのか調べている。走行抵抗値だけなのか、路面や風の影響もあるので、その影響も踏まえて分析したい」

 --燃費を図るのは子会社かもしれないが、重量とかトータルできまる。なぜ他の部署は不正に気づかないのか

 横幕開発本部長「問題と思っている。車両重量やコンポーネントの担当が、車としての目標達成という意識が十分ではない中で、コンポーネントの達成で満足していた」

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