三菱社製自動車の燃費試験不正行為で、国土交通省への報告を終え会見に臨む益子修・会長兼CEO(中央)=11日午後、東京都千代田区(撮影・春名中)【拡大】
益子会長「MAEがやった、下の人がやったということではないと思っています。現場の問題はそうかもしれないが、それを知り得なかったのは経営の問題です」
--子会社と親会社で力関係があったのでは
横幕開発本部長「これまでも一緒に開発してきた。顔見知りであり、そういう力関係という状態ではなかったと思っている。そこも第三者委員会の調査も進むなかで分かってくると思います」
--MAEで改竄されたものを報告を受けているのか
横幕開発本部長「相談しております。最終的な走行抵抗値について、どういう場所でどういうデータを取るかを、三菱とMAEで相談をする。その際に、今般のデータ確認についてはタイで行っている。タイは温暖な地域ということで、これまでも実績があり、そのなかでデータをどう取ろうかと相談している」
--走行抵抗値を相当改竄しないと性能7%の乖離はおきないはずだ
横幕開発本部長「それは間違いありません」
--だったら、(担当者はなぜ燃費数値を)達成できる言い切れるのか
横幕開発本部長「私が達成できるということではなく、MAEの実務をやっている人間がこの抵抗値は達成できると考えて開発したということです」