『子供たちに知らせなかった日本の「戦後」』皿木喜久著(産経新聞出版・1300円+税)【拡大】
現憲法の制定をめぐっては、米国の素人集団が8日間で作ったことはいまや常識。〈明らかに「押しつけ」であり、特に「戦争放棄」は日本への「懲罰」の意味が強かった〉と指摘する。読み進むにつれ、「戦後体制」に都合の悪い歴史的事実から目をそむけさせられてきた日本人が、戦勝国の史観から抜け出せない姿が浮かび上がってくる。
だが、「戦後」の歴史的事実に真正面から向き合ってこそ、今を語ることができるのではないか。近現代史の中で、とかく忘れられがちな「戦後」。戦後70年の夏にこそ、見つめ直してほしい。(産経新聞出版・1300円+税)
産経新聞出版書籍編集部 星野俊明